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認知・言語促進プログラム
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JaTTS 日本総合的セラピー研究会
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 10月21日、心身障害児総合医療療育センターの作業療法士の奥村久美先生より、「感覚統合と遊び・運動・学習」という演題でご講演いただきました。

当日は、18名の保護者の方が参加されました。

はじめに、感覚の種類(視覚・聴覚・触覚・
味覚・嗅覚・前庭感覚・固有感覚)とそれぞれの役割についてのお話がありました。

その上で、感覚統合機能の発達についてのお話をいただき、具体的にいろいろな場面での困った行動について、感覚統合の視点から、行動の理由についてご説明がありました。

その中で「センソリーダイエット」(必要な感覚刺激を取り入れたり、苦手な感覚刺激を避けたり、情緒や行動が安定するように感覚刺激を調整すること)ということばがあり、「ダイエット」という具体的なイメージを持ちやすいことばでの表現が、感覚過敏など、感覚の調整に困難さを持っているお子さんへの理解や支援としてわかりやすい、と感じました。

感覚を調整するためのグッズや家庭でも取り入れられる具体的なあそびについてもご紹介いただき、大変参考になりました。

 奥村先生も触れられていましたが、今は、お子さんが公園で身体を動かしてあそぶ機会が減って、感覚を充足させたり、身体を動かしていろいろな動きを体験したりすることが減っているように感じます。
 これから、寒い冬になりますが、外に行って体を動かせる機会を積極的に持っていけるといいですね。